2006年7月号
手を入れるとしびれる程冷たかった水が、いつのまにか気持ち良く感じられる季節になりました。 もう少し経つと今度はサウナ状態になりますが、冷たいよりずっと働きやすい季節です。
暑くなったお陰でしょうか、また、まめ道場が地域の人に認識されてきた証拠でしょうか、 お豆腐の売上も伸び始めました。しかし、召し上がった方々には「おいしいね。スーパーの 豆腐が食べられなくったよ」と言われるのですが、食べていただくまでがなかなか大変です。 もう少し売上が増えれば働いてもらう人の数も増やせるのにと、売上を伸ばす事に日々あれこれ 心を砕いています。
10月になると、障害者自立支援法による施設利用料の徴収が実施されます。様々な立場の人が 様々な話しをするので本筋が良く解らず、親たちは皆とても不安がっています。 働きに行くの になぜ利用料を払うのでしょうか? 一般の企業で働いている人が働いている所に利用料を払って いる人がいるのでしょうか? 障害者だから払うのでしょうか?要するに、「作業所」は、「働く場」 とは認められていないのですね。 これは、今まで作業所を運営していた人に責任があるのではない でしょうか? 働くことを重視しなかった結果のように思われます。 障害のある人は、働くことが できないという前提で施設を運営してきた結果なのでしょうか? とても失礼な話しです。
まめ道場の利用者はとてもよく働きます。まめ道場にくる実習生も皆とてもよく働きます。 それに、とても楽しそうです。彼らは働くことは「楽しいこと」だと理解し始めています。  知的障害のある人が、一所懸命に仕事をしてそれによって収入を得ることが出来る「働く場」 がもっともっと必要です。
最近の出来事
1. 会員総会  5月28日(日曜日)、なるせ駅前市民センターで会員総会を行いました。 議題は、(1)平成17年度事業報告の件、(2)平成17年度決算案承認の件、(3)平成18年度事業計画案承認の件、(4)役員改選の件 でした。 平成17年度は販売量の拡大が課題でしたが、計画の1千53万7千円に対して、7百74万7千円の売上実績(達成率73.5%)で、約279万円の未達に終わりました。 更に、平成16年度頻発した台風の影響で、使用銘柄の大豆(佐賀県産フクユタカ)は極端に品薄となったため高騰し、収益面で大きな打撃を受けました。 また、台風被害を縮小するために未熟な豆を刈り取ったことから大豆の品質が悪く、豆腐製造面で大きな負担となりました。 賛助会員の拡大については、現状維持の計画に対して2名増加することが出来ました。 新たな利用者を受け入れる為には、販売量の拡大と賛助会員の拡大が必要であり、会員皆様方の更なるご協力をお願い申し上げます。 役員の改選につきましては、理事 五十嵐謙二、上條重夫、持田外余武、監事 木村卓雄 が再選されました。
2. 実習生  6月5日から23日の3週間、東京都立町田養護学校高等部3年生の実習を受け入れました。 実習生は昨年の秋季実習で、まめ道場で実習した生徒で、仕事の内容については良く理解していました。 今回は2回目であり、質的にも量的にもレベルを高めた課題を与える事にしました。 具体的には、「絹ごし豆腐を寄せる(豆乳ににがりを入れ固める)」、「器具清掃等の作業を時間内に前回の2倍以上消化する」としました。 絹ごし豆腐の寄せは週1回の計3回行いました。 豆乳の代わりに水で練習したり、人が寄せるのを見て覚えたり、そのために朝30分早く出勤したり、熱心に取り組んだ結果、回を重ねる毎に上手になり、商品として販売することはできませんが、絹ごし豆腐ができる様になりました。 器具清掃等の仕事量についても良く対応しました。 午後は配達に同行させました。 実習期間終了後に配達先のお客様に「実習の子はどうしたの」と聞かれることも多くあり、ご協力頂いたお客様に感謝いたします。
最近の利用者
もやいの会では、事務所のホワイトボードにお届け予定の方のお名前を日毎に書いてあります。
利用者はそのホワイトボードを食事時いつも眺めています。
ただ見ているだけだと思っていましたが、ある日、予定が変わった方がいたのですが、特に書き換えることも無いと思いそのままにしておきました。
すると利用者の彼は「この人はどうするのだ」とばかりに宅急便の伝票を持ってきて心配そうに差出しました。
予定が変わったことを伝えると納得した様子でした。
また、ある時は追加注文のファックスがきた時、それを読んで、今日の予定数を書き換えていました。
きちんと読んでそれを理解して行動できるようになっていたのだとびっくりしました。
誰かが行っている事を何気なく見ていて、こうするものだと理解したのでしょう。
もやいの会では、「利用者になんでもしてもらう」という事で仕事をしているので色々出来る事が増えていくのではないでしょうか?
養護学校の先生にも話したのですが、学校でどんな方程式が解ける子でも実際のお金の計算が出来ないとか、実際の数が解らないとかでは、社会に出てから困るのではと心配になります。
実際の生活に根ざした教育・訓練も必要なのではないでしょうか?
レシピ 豆腐ハンバーグ
材料 (4人分) 作り方
もやいの木綿豆腐
鶏ひき肉
たまねぎ
生姜
片栗粉
胡椒
醤油
1丁
300g
小1個
適量
大さじ4
少々
少々
1.豆腐:ぺ−パータオルを敷いたバットに入れ、抑えて崩し、しばらくおく。水気をよくきる。
2.ひき肉:冷たい内に醤油大さじ2、胡椒を加えて手早く練り混ぜ、粘りを出す。1.の豆腐を握りつぶしながらよくまぜあわせる。
3.たまねぎ:みじん切りにし、片栗粉と共に2.に加え、混ぜる。4等分して円盤形に形を整える。
4.焼く:フライパンにサラダ油を熱して3.を並べてこんがり焼く。
*ひじき、にんじん等を入れても美味しく召し上がれます。
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