2006年5月号
平成17年度を振返って

本年も定例総会が間近になりました。会員・賛助会員の皆様を初めとして大勢の支援者に支えられ、平成17年度の事業を完了する事が出来ました。厚く御礼申し上げます。平成17年度は豆腐の売上げが2割減少したことに加え、大豆の高騰、石油製品の高騰により収益面で大きな打撃を受けました。平成18年3月31日現在の内容を総括し報告いたします。
事業収入(豆腐の売上げ)は約775万円で、計画を大幅に下回り約280万円未達となりました。
もやいの豆腐は100%佐賀県産のフクユタカという大豆を使用していますが、17年度使用の大豆は16年産ですが、16年は相次ぐ台風の上陸で価格が高騰し、30キログラム1万1千円になりました。これは平成15年度の価格の2.4倍の水準です。加えて、台風被害を縮小するために未熟な大豆を刈入れたため大豆の品質が悪く、豆腐製造面でも大変苦労が多い年でした。また、石油取引の高騰により石油製品(豆腐のパッケージ、シール、袋の類)が大幅に値上げとなり経営を圧迫しています。
しかし、もやいの会の目的である障害者の経済的自立支援に関しては、賃金を計画通り月額5万6千円支払うことができ、18年度は月額6万3千円を支払う計画にしています。より多くの障害者を受け入れ、経済的自立を支援するためには売上げの拡大が最大の課題となります。皆様のご支援をいただき、課題を克服したいと考えています。
最近の出来事

和光高等学校の授業に協力しました。
2月7日(火曜日)に2年生の授業「社会と仕事」の講義、2月13日(月曜日)に1年生の豆腐製造の体験実習を行いました。
「社会と仕事」の講義では、もやいの会まめ道場の設立主旨と経緯を話しました。知的障害のある人であっても丁寧に適切な指導を行うことにより「仕事」をすることが出来ること、彼らも「仕事」をすることは楽しいことであると感じること、自分の生活費を自分で調達することも可能であることを話し、多少の質疑応答を行いました。
障害のある成人が地元で当たり前の暮らしをするためには、きちんとした「仕事」と「親に依存しない収入」が必要であることの理解を深めてもらいました。

豆腐製造の体験実習では、女子生徒2名が実習に来ました。豆腐製造の工程を説明し、各工程の作業を行ってもらいました。
豆腐製造工程のハイライトである「寄せ」の作業(豆乳ににがりを入れ、凝固させる工程)では、商品とは別に各自に豆乳を用意し、「寄せ」の作業を体験してもらいました。多少柔らかめの豆腐になりましたが、豆腐の製造工程について理解してもらうとともに、知的障害がある利用者の働きぶりを見てもらい、適切に指導をすることによりどんな仕事でも出来るようになることを理解してもらいました
最近の利用者

仕事は毎日同じ事の繰り返しですが、お客様が来て仕事を途中で一度手を止めなくてはならない事があります。
そんな時、以前の彼ですと、途中でしている事を止めるなどとんでもない事で、イライラするかパニックを起こすか、とても大変な事になりました。
それがこの頃では、スマーしてお客様に応対し、終わるとまた仕事に戻るようになりました。(一般に自閉症の人は、場面の変わるのを非常に嫌うと言われています)
また、普段の生活で最近驚かされたことがありました。それは、認知症になった祖母のお世話をし始めたことです。
それまで年齢以上にしっかりし、元気だった祖母が脳梗塞を起こしたうえ両大腿骨を骨折し、車椅子での生活を余儀なくされ我が家で一緒に暮らす事になりました。それまであまりおばあちゃん子ではなかった彼が、なにかと傍に行きおばあちゃんの要求にこたえようとし始め、祖母に、「やさしいね。良い家庭人(?)になるわね」なんて言われています。
誰かの役にたつ、しかも弱い立場の人に感謝されることによろこびを感じられるようになったのでしょう。それも毎日為すべき仕事があり、その仕事が他の人(お客様)に評価され、自信がついたからなのではないでしょうか?
「人は助けたり助けられたり」ですね。
レシピ 厚揚げと大根の煮物

材料 (4人分) 作り方
もやいの厚揚げ
大根
だし汁

醤油
砂糖
大根の葉
1パック
1/2本(600g)
2カップ
大さじ1
大さじ1と1/2
大さじ1/2
少量
1.厚揚げは1分程湯で油抜きする
2.厚揚げ1個を半分に切る
3.大根は皮を剥いて3cm幅に切り、縦6割にする
4.鍋にだし汁、酒、醤油、砂糖を入れ、ひと煮立ちさせ、厚揚げ、大根を加える
5.落し蓋をし、中火で汁気が殆ど無くなるまで煮る
6.大根の葉は茹でて小口切りにし、器に盛った5に添える
賛助会に入会して頂きました

・ 谷口
・ 伊藤





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